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相関関係マトリックス




「ひとつの籠にすべての卵を盛るな」という投資の格言がありますが、投資対象を分散することはマネーマネジメントとして重要です。投資商品を分散することで平均の法則が働いてすべての投資商品が不利な方向に進むのを防ぐことができます。一般的に、連動性の低い投資商品に分散投資することでポジションのリターン(収益)の安定とリスクの平均値以下に下がる効果のことを分散投資効果と言われています。

このような分散投資効果を得るためには、相関係数の値を利用することにより可能となります。相関係数とは、2者間の相関関係の有無や強弱を数値的に判断するための指標です。相関係数は、-1≦r≦1の間の数値をとり、相関係数の符合が正(+)のときは、正の相関係数があることを、負(-)のときには、負の相関関係があることを示します。その強弱は相関係数の絶対値で評価し、どちらも1に近いほど相関(逆相関)が強く、0に近いほど相関(逆相関)が弱いと言えます。
完全に正の相関関係にある組み合わせの場合、分散投資は単にリスクの平均化をもたらすにすぎませんが、相関係数の値が+1.0未満の組み合わせると、ポートフォリオのリスクはそれぞれの投資商品のリスクの加重平均値未満になります。

相関係数が1に近い場合(正の相関)には、一方の通貨ペアの上昇率が大きくなると、他方の通貨ペアも上昇率大きくなる傾向が強く、相関係数が0に近い場合(無相関)には、その2つの通貨ペアの動きには関連性がないと考えられます。 相関係数がマイナス1に近い場合(負の相関)は、一方の通貨ペアの上昇率が大きくなると他方の通貨ペアの下落率が大きくなる傾向が強いと考えられます。



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